「日本語独学完全マップ」

日本語0から富士山登頂レベル(N2高得点合格目安)までご案内します♪

「日本語独学完全マップ」本体

本記事は「日本語独学完全マップ」の本体です。日本語0から「富士山登頂レベル」を目指し独学するための完全マップ(175のタスクを完成させる約600時間の独学についての全体像)をご提供します。これを使えば、独学で日本語を上達させることができます。

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以下、

  1. 「日本語独学完全マップ」の概要(3つの特長)
  2. 「日本語独学完全マップ」本体表
  3. 「日本語独学完全マップ」独学の手順

を説明します。

(1)日本語学完全マップの概要(3つの特長)

「日本語独学完全マップ」は、日本語学習において日本語「富士山登頂レベル」という具体的な目標を示し、そのための効率的且つ効果的な具体的な道筋である学習プランの全体像(約600時間かけて決められたサイクル数を行う175のタスク)を提供しています。これを使えば1人で独学が可能です。

どんな学習でも「目標を達成するため方法」は以下の通りです。

  1. 【目標明確化】開始時点でできるかぎり目標を明確化する
  2. 【学習プラン】目標と現状を踏まえて、効果的且つ効率的な学習プランを立てる(できるだけ毎日のタスクに落とし込んだ具体的なもの)
  3. 【実行】学習プランを実行する

「日本語独学完全マップ」は、学習者にこの1から3の全てのフェーズについて価値を提供しています。つまり、「富士山登頂レベル」という明確な目標を示し、その達成のための効果的且つ効率的な学習プランを、さらにその実行をしやすいよう175個のタスクを軸にしたシンプルな学習方法で提供しています。

以下、この3つについて詳しく説明します。 

独学完全マップ特長①:発音に還元した”コアな力”を軸にした秀逸な【目標明確化】

フェーズ1の目標の明確化について。そもそも目標を設定しなければ何も達成することはできませんし、間違った目標を立ててしまえば実行(学習)が無駄になっていしまうので、目標設定は”決定的に”重要といえます。既にその目標に基づき毎日の行動を決められるような具体的な目標をお持ちの場合を除いて、一般的には日本語を始めようとしている人は何を目標にすべきか迷っている、或いは無関心なはずです。

「日本語独学完全マップ」は、「コアな力」と「独学力」という2つの軸を基に、「富士山登頂レベル」という明確な目標を提示します。

背景には、

  • よく見かける「旅行や日常会話、ビジネス、試験対策のための語学力」というものは、そもそも、まずコアな力が核になくてはありえないということ
  • コアな力がないと外国語の使用を楽しめないということ
  • 独学する姿勢とスキルがないと継続的な学習が必要な語学で上達は望めないということ

があります。詳しくはこちらご覧ください。

 一般的に言われる「日本語マスターレベル」「ぺらぺらレベル」などはもちろん、「ネイティブとコミュニケーションできるように」など曖昧な目標はよくありません。そこまでの道筋を具体的に計画できないので学習を効果的効率的進めることができないからです。逆に明確に「JLPTでN1合格」などでは、人によってどのような学習方法を取るかがバラバラで、往々にして学習が過去問練習中心など形式的なものになってしまいます。

ただし、もちろんどんな目標も完璧ではありませんし、学習の目標とは更新され続けていくものです。また、語学力というのは言葉で定義するのかとても難しいものですが、しかし、目標設定しなくては前に進めません。こうしたことを理解しつつ、まずは、明確な「富士山登頂レベル」を目標とした具体的な学習プランで進め、ご自身のお考えに応じて目標と学習プランを更新していけばいいと思います。 

独学完全マップ特長②:目標まで効果的且つ効率的な【学習プラン】

目標である「富士山登頂レベル」に向けて効果的且つ効率的!という2つの特徴があります。

1.効果的!厳しいが超現実的!語学の本質(知識を技術に変える必要性)を理解

語学は知識と技術が必要であり、スポーツのように(頭だけでなく身体で行う)ストイックなトレーニングを中心に行う必要があります!この重要な事実を見据えて学習プランが作られているため、きちんと学習を進めれば確実に効果があります。中国語を使えるようになるには、まず(0)発音を身に着け、(1)単語(フレーズ含む)と文法の知識を効率的に[i]吸収し、(2)《知識を技術に変えるトレーニン[ii]》(「音読パッケージ」と「瞬間中作文」)を徹底して行う。(3)さらに知識を吸収し、トレーニングでこれを知識に変えていく、というシンプルな図式です。楽な方法はありません [iii]。スポーツでも、如何に集中して多くの正しいトレーニングしたかで成長が決まります。「中国語独学完全マップ」では、「音読パッケージ」と「瞬間中作文」というトレーニングが中心になります。現実を直視しな王道を効率的、効果的に歩みましょう。

2. 効率的!学習時間全てにコミット!MECEに設計された全学習時間(約600時間)175個のタスク(と必要サイクル)

「日本語独学完全マップ」は「富士山登頂レベル」にまで必要な知識の吸収とその知識を技術に変えるトレーニングをMECE(漏れなくダブりのない)具体的な学習プランを提供します。全てを目標に関連させて、無駄なことをする可能性を極力排除しているので、目標達成に対して効率的です。一般的な語学学校等でみかける1級〜10級などの学習プランは一見漏れなくダブリのない学習プランを提供しているように見えるでしょう。しかし、それらの学校では授業外の学習についてはほぼ放置状態です。予習と復習はする必要があるのか、規定されていますか。宿題があるかもしれませんが、ただの問いだけを渡されても学習者がどのように取り組めばいいかが不明ですし、宿題をこなしても先生による確認も十分なものではないでしょう。マンツーマンでさえそのような状態でしょう。

「日本語独学完全マップ」では、目標に至るまで175の具体的なタスクを列挙しており、学習者がやるべきこと”全て”を明確に提示しています。効果の薄い理解できないヒアリング、なんとなく意味のわかる程度の読解、何のためかわからない練習問題などで無駄な時間を使わず、目標に向かって立てられた明確なタスクをこなし、確実に目標に近づいていきましょう。約600時間かけてそれら175のタスクを必要サイクル数(反復)行うことで一定の成果が出ると考えています。「富士山登頂レベル」を効果的且つ効率的に目指しましょう。

独学完全マップ特長③:【実行】のハードルを低下。迷わない!シンプルだから、いつでもすぐタスクに取り組み継続できる

学習の目標達成に重要なことは、目標と学習プランの設定、そして実行です。中でも一番の難しいと思われるのは「実行」部分でしょう。如何にモチベーションを維持して学習を継続できるかが目標達成の肝となります。「日本語独学完全マップ」は実行においての極力負荷を減らします。D001〜D175の175個のタスクを決められた回数反復(サイクル)する、というシンプルな学習の全体像なので、迷わずいつでも学習を開始でき、たまに休んでもすぐに途中から開始し、学習の軌道に乗れて継続できます。

以上です。

学習の成功の鍵は、真の意味の「独学」です。つまり、学習の全体像を把握し管理しながら目標に近づくのです。鵜呑みにしてはいけませんが、「日本語独学完全マップ」はこのような主体的な学習者にとって必ず有意義なものとなるでしょう。

全体の考え方はシンプルですよね?できるだけ学習をシンプルに考えましょう〜!

(2)日本語学完全マップ本体表

富士山登頂レベル」を目標に独学する「日本語独学完全マップ」の内容は以下の本体表にその全て書かれています。このマップに基づき、独学タスクD001〜D175の175個を、それぞれ必要な反復回数(サイクル数)をこなす(約600時間)ことで、日本語「富士山登頂レベル」に最短ルート(効率的に且つ効果的)で到達することができます。

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「日本語独学完全マップ」本体表

以下、本体表の説明をします。

「段階」とは?

最左列に「段階」が書かれていますが、全体は、学習全体の見通しをよくするため(1)発音基礎(2)基礎文法(3)プレ実践の3つの段階に分かれます。

「TG」とは?

各段階に2つの「TG」(独学タスクグループ)があります。各TGの学習目標は「独学タスクグループと目標」の列に書かれています。TGとはタスクの集まりです。例えばTG1とはタスクD001〜D014の14つです。

「タスク」とは?

「タスク」とは1回の学習で続けて(2日に分けたりせず1回の学習で)行うことを想定した単位で、D001〜D175まで183個あります。例えば、D002のタスクは、約30分(0.5時間)程度の学習時間で一気に終わらせます。実際にタスクを行う際は、「各タスクの具体的な独学方法」及び「独学時の注意事項」をお読みください。

「サイクル」とは?

また、「サイクル」という概念を理解する必要があります。タスクは、一度だけ行えばよいものではありません。反復して記憶と身体に染み込ませる必要があります。この反復の回数の他にを「サイクル」と呼びます。最右列から2列目に「必要サイクル数」が書かれていますが、例えばD002であれば約30分(0.5時間)のタスクを合計2回繰り返し(サイクル)て行う必要があります。

富士山登頂レベル」到達のために、全てのタスクを必要な「サイクル数」完了させる必要があります。これには約600時間の独学時間が必要です。毎日1時間なら1年半ちょっと、毎日2時間なら約10ヶ月、毎日3時間なら7ヶ月弱しかかかりません。もちろん、学習者の集中具合や事前知識等の状況により必要な時間は前後し異なります。平均的な目安とお考えください。

基本的には、タスクの反復(サイクル)は各タスクで規定された同じ学習内容を行えばいいですが、「音読パッケージ」と「瞬間中作文」があるタスクは2回目以降のタスクの内容が若干変わりますので、詳しくは各トレーニングのマニュアルを御覧ください。

全体像は既に見えています。後は「日本語独学完全マップ」を理解し、行動するのみです♪

とてもシンプルですよね?

(3)日本語学完全マップ学の手順

以下の流れで、早速独学を開始しましょう!

0.本記事をよく読んで「日本語独学完全マップ」を理解します。

1.上の本体表を仔細に読み込み、学習の全体像を理解します。

2.こちらで教材等準備します。

3.早速、独学タスクD001から開始し、D175まで行います(必要サイクル数)。

本体表の中で出てくる「瞬間日作文」「音読パッケージ」「精読」については、以下の通り詳しいトレーニングのマニュアルがあるので、それぞれご参照ください。

また、「各TGで超役に立つ情報・ツール」 もご利用ください♪

当サイトは、独学を推奨していますが、独学には問題点もあります。その問題点を十分に熟知して独学に望みましょう。詳しくは、「日本語独学完全マップ」で独学する場合に起こりうる”問題”とその”解決”をご覧ください。

以上です。 日本語学習、がんばりましょう♪

加油♪ 

[i]知識など教え方が決まっているものは、考え抜かれた教材コンテンツを視覚的に見やすく整理された形で動画で(自分でペースを調整できる形で)提供するのが望ましいでしょう。リアルな先生からこれらを学ぶのは非効率的です。知識に専門性があり、表現力もある先生は稀ですし、毎日のコンディションもばらつきがあります。言葉で伝えられる知識は作り込まれたコンテンツを見るのが最も効率的です。

[ii] 《知識を技術に変えるトレーニング》とは…単語と文法の知識を使える技術に変える《知識を技術に変えるトレーニング》の本質は、「文の構造と意味を深く理解しつつ、音読をすること[ii]」です。これを行うことで、(単語と文法の)知識が、技術に変わります。つまり、「知っている」から「できる(使える)」に変わります。そして、《知識を技術に変えるトレーニング》は具体的に「音読パッケージ」と「瞬間中作文」です。知識を技術に変えるには頭で考え、口や耳を使い身体総動員で、スポーツのように反復練習をする必要があります。それゆえ、語学の練習をトレーニングといいます。「日本語独学完全マップ」においてこの2つのトレーニングが中心になります。

[iii] “集中した学習時間”という概念を理解し、700時間確保しましょう。語学に限らず知識を深く理解することや技術を習得するにはこちらから積極的に理解しようとインプットされる情報(見たり聞いたりする情報)に集中する必要があります。例えば、大学入試など大事な試験を想像してみてください。1時間のテストだとして、その時間内は、問題の意味を必死に理解し、できるだけ早く答えを探そうと試行錯誤するでしょう。このような時間は、頭を使って考えている「集中時間」といえます。逆に、ベッドの上でぱらぱらと本を読んだり、歩きながら闇雲に外国語音声を聞くのは、「集中時間」にはカウントされません。高い集中力で語学できれば700時間は必要ないでしょう。逆に机に向かっていてもボケ〜としていればそれは700時間のうちに全くカウントされません。

v1.0 2019/4/21 

v1.1 2019/5/22

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